きみの知らないぼくのはなし

たまに詩とか脚本とか書いてます。@poem_bot_myok
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Special

『Special』

どうやって書き出そうか
最初の一言さえ決まれば
後は勢いに乗れる気がする

決まらない言葉
言いたいことはたくさんあるのに
手が止まってしまう
どうして?

ありきたりなワードが並ぶ
こんなんじゃ伝わらない
選りすぐりの気持ちをしたためて
あなたに届けたい

どこまで書いていいだろうか
「ずっとあなたが好きでした」
要約するとそれだけのこと

つまらない言葉
言いたいことはたくさんあるのに
手が止まってしまう
どうしたらいいの?

ありがちな表現が並ぶ
こんなんじゃ伝わらない
オリジナルの言葉を作り出して
あなたに届けたい

わたしの気持ちはわたしだけのもの
他の誰にも言い表せない
似たようなものは知っていても
それとは微妙に違うこと
どうにかして伝えたい
どうにかしてわかってほしい

ありきたりなワードを消して
上からわたしの言葉で
もう一度、何度だって書き直す
「特別」を届けたい

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サイレン

『サイレン』

狭い部屋にひとり 淋しげな背中を
後ろからそっと包み込んだ
暗闇で光る 潤んだ瞳
振り返る君の呼吸を止めた

ひとつの布団に 二人分の体温
重なり合って 誘い合って
枕元の時計は 午前2時を指す
真夜中に鳴り響くサイレンの音

マニキュアで飾られた細い爪が
僕の皮膚に深く食い込んだ
暗闇に広がる 荒れた息遣い
腕の下の君の呼吸を止めた

ひとりの世界に 二人でいこう
迷い込んで 踏み込んで
心の中の信号が赤に変わる
危険を知らせるサイレンの音

狂ったように 君は声にならない声でなく
血迷ったように 僕は君の呼吸を止めた

ひとつの布団に 二人分の体温
重なり合って 誘い合って
枕元の時計は 午前2時を指す
真夜中に鳴り響くサイレンの音

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SUMMER BREEZE

『SUMMER BREEZE』

夏の朝焼け 懐かしいあの曲聴きながら
遠い昔みたいに思えるあの日を思い出した
夏の青空 イヤホン取って見上げたら
遠い先みたいに思える未来が見えた気がした

頭上の陽射しが眩しくて 思わず笑んだ午後1時
校則違反のアイスを こっそり口に含んだら

SUMMER BREEZE
黒髪をなびかせて 首筋を通過して
あいつは熱を奪い去っていく

夏の夕焼け 懐かしいあの曲聴きながら
記憶から消した筈のあの日を思い出した
夏の夜空 イヤホンから流れてくる歌詞が
一生届かないあの星と君を重ねた気がした

涼風が窓枠を鳴らして 寝付けずにいた午前2時
ルール違反の言葉を こっそり君に呟いた

MIDNIGHT BREEZE
黒髪を絡ませて 首筋を通過して
あいつは呼吸を奪い去っていく

水面をはねて 飛沫が舞う
君の背中越しに あの日を想う
水面下で行われる駆け引きも
夏空の下じゃ意味を成さない

SUMMER BREEZE
黒髪をなびかせて 首筋を通過して
あいつは熱を奪い去っていく

SUMMER BREEZE
黒髪をなびかせて 唇を重ねて
あいつは俺を奪い去っていく

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OCTAVE

『OCTAVE』

ライブハウスは揺れる 蒸し暑い夏の午後
飛び跳ねる集団から 一歩引いたところで
オルタネイトな音楽 耳に悪そうな轟音
張り裂けるような声が 胃の下に響く

一段高いところから人々を見下ろしてる
あそこに居る奴に自分を重ねてみる
一段と虚しさが積もったように見下してる
ここにしか居ない自分を詰ってみた

ハウリングが刺さる 治りかけの傷を
再びえぐって 一度俯いたら
どうしようもない もう駄目なくらい泣けて
涙を拭っても 顔を上げられないんだよ

一番好きだった自分の歌を口ずさむ
目の前の歌とそれを重ねる
一番でもきっと追いつけないとわかったのに
目の前のステージに自分を映す

頭の中をめぐりめぐって生まれたメロディーが
1オクターブ違うだけのあの曲に聴こえてくる
自分の言葉なのに誰かのもののようで
何も生み出せなくなった

一時的に離れてみたら急に恋しくなる
気づくと部屋の隅に目をやっていて
もう一度やり直してしまう
結局は手放せないものなんだと思う

一段高いところから人々を見下ろしてる
あの場所に立てる日を焦がれて
一から始めよう
そのための時間は惜しまない
僕の歌を歌おう



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回想電車

『回想電車』

駅のホーム ヘッドフォンで世界を遮断
ちょっと空が見えたから爪先立ちした

空のメール データフォルダに世界を保存
届けるつもりも無いのに考えちゃうんだ

あなたの気持ちは停まらない
回想電車は去って行く
わたしの前では停まらない
回想電車が去って行く

そばを通る そのたびに視線が泳ぐ不思議
つかまえたいのになんでか動けないんだ

後ろ姿 遠ざかる背中を見てはため息
届かないのになんでか考えちゃうんだ

あなたの気持ちが定まらない
快速電車も去って行く
わたしの前にも停まってよ
各駅停車になってよ

わたしの記憶も気持ちも
全部運んでくれたらいいのに
少しくらいスピードを
緩めてくれたっていいのに

あなたの気持ちは停まらない
回想電車に乗せられて
今日もわたしを素通り

あなたの気持ちを停めてほしい
回想電車に乗り込んで
わたしの気持ちを届けたい
回想電車であそこまで

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treasure

『treasure』

呼吸をするのさえ難しくなる時がある
うつむいたまま何も言えなくなって
世界がとても意地悪に見える

だからわたしは進めなくなった
立ち止まってしまった
だけどあなたが居てくれた
数歩先に居てくれた

あなたの言葉が わたしにとってどんなにか
大切なものかわからないでしょう
あなたの言葉のひとつひとつがこんなにも
わたしを強くしてくれたよ

目を見るのさえままならない時がある
視線を泳がせてただうろたえて
ひとがとても恐く見える

だからわたしは振り向けない
置き去りにしてしまった
だけどあなたが忘れないで
思い出してくれた

あなたの記憶が わたしにとってどんなにか
優しいものか知らないでしょう
あなたの記憶のひとかけらがこんなにも
わたしをわたしにしてくれたよ

手をつなぐことが嫌いだった
いつか離さなくちゃいけないから
ひととつながることが嫌いだった
いつか離されてしまうから

あなたの存在が わたしにとってどんなにか
大切なものかわからないでしょう
あなたが離れずに居てくれたから
わたしはわたしでいられたんだよ

あなたの言葉が わたしにとってどんなにか
大切なものかわからないでしょう
あなたがここに居てくれたから
わたしはわたしでいられるんだよ
わたしもここにいられるんだよ



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